ふたりでのんびり~
6月11日(土)
 今回のシアトル滞在の最後の週末、てっちんと二人でマウントレーニアに小旅行に出かけました。てっちんもいよいよ仕事が佳境に入り、ゆっくり休める週末はこれが最後かも。朝、9時過ぎにアパートを出発してI-5を南下、一路マウントレーニアを目指します。日本移民に『タコマ富士』と呼ばれていた美しい独立峰で、標高は富士山より遥かに高い4392mです。冬の間は雪に閉ざされてアクセスルートも制限されるのですが、今回は5月に開通となる北東から入るルートで向かいました。
c0030967_14534049.jpg 途中の小さな町のスタバでランチ用のサンドウィッチを調達し、山の東麓をグルッと回ってOhanapecoshという南西のエリアへ。名前が可愛いですよね、オハナピーコッシュですもん。なんだか親しみが湧いてしまいます。まずはビジターセンターへ行き、その奥のキャンプ場からトレッキングを開始。緑深いトレイルをテクテクと歩きます。途中、温泉の沸いている川を越え、Silver Falls Trailに沿って滝を目指します。時計を見るとそろそろ2時だったので、買ってきたサンドウィッチでお昼。トレイルから谷底を流れる川に下りていく脇道を見つけ、15mほど下ると休憩にドンピシャな空間が現れました。そこから見下ろす川と森林の景色は最高!川の水はため息の出るくらい透明で、てっちんと「ヴィッキーがいたら大変だね。」と声を揃えてしまいました。
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c0030967_14551644.jpg 先日、1分でお湯が沸くJetBoilを買ったので、さっそく使ってみました。本当にあっという間にお湯が沸きます~。ところが、なんとコーヒーその他を車に忘れてきてしまった・・・。せめて白湯でも飲もうか、と思ったのですが、買って何も手入れをしていなかったので、お湯に金属だか機械油だかの臭いがついてしまい、くさくて飲めませんでした・・・。コーヒーを忘れたのは私のミスだけど、JetBoilのメンテをしてなかったのはてっちんのミスなので(勝手に認定)、おあいこです。

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c0030967_14564252.jpg お昼を食べてからまたテクテクと歩き、Silver Fallsに到着。落差はそれほどでも無いのですが雪解け水を集めて水量が多く、なかなか迫力がありました。滝の上から見下ろせる場所もあり、マイナスイオンをたっぷり浴びてしばし滝見物。帰りは違うルートを通ってスタート地点のキャンプ場まで全行程5Kmほどのトレッキングでした。5月からキャンプシーズンが始まっているので、キャンプ場ではチラホラとキャンプを楽しむ家族連れの姿が。ほとんどが巨大なトレーラーを乗り付けていました。こちらではキャンプといえばトレーラーが一般的のようです。テントはかえって珍しいくらい。こんな美しい自然の中でキャンプなんて、とっても羨ましい~。
 Ohanapecoshを後にして、山の南麓のParadise地区へ向かいました。4年前の夏、プライベートで訪れた時にあまりの美しさに感動した場所です。標高1600mで背後にマウントレーニアの氷河が迫り、夏は色とりどりのお花畑で埋め尽くされます。まさに名前とおりのパラダイスなのです。少しずつ標高が高くなるにつれて、道の脇に残雪が見られるようになってきました。日本ならちょっとした高原程度の標高なんですが、なんせここは北緯46度、気温もグングンと下がっていきます。Paradiseのビジターセンターに付いたときにはあたりはミルク色の霧で包まれていました。本当は夕方少しトレイルを歩こうと思っていたのですが、小雨も降り出したのでロッジにチェックイン。
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c0030967_14574829.jpg ここParadiseには1917年に開業した、Paradise Innというロッジがあります。石と丸太で組まれた建物で、90年前の趣がそのままに残されているのです。エントランスを入ると広いロビーで、吹き抜けの高い天井を太い丸太の梁がしっかりと支えています。ロビーでは大勢の人が思い思いに寛いでいました。部屋は共同バストイレの、まるで寄宿舎のような雰囲気ですが、これまた山小屋風で良い感じ。1時間ほど休んでから併設のレストランで夕食をいただきました。ここもロビーと同じ、どっしりとした落ち着いた造りです。
 食事の後、ロビーの大きな窓から外を見ると雨が雪に変わっていました。うっすらと1cmほど積もっています。6月の雪です。冷えてきたのでラウンジで赤ワインを注文し、グラスを持ってロビーの2階にグルッと作られたロフトへ移動。ロビー上部に廊下程の広さのロフトスペースがあり、テーブルと椅子がさりげなく置かれているのです。黄色っぽいランプの灯かりで読書する人、トランプに興じる人、お菓子を食べながらお喋りする人。みんなのんびりとした時間を楽しんでいました。てっちんと私も、ワインを飲みながらボンヤリとリラックス。テレビもインターネットもない、こんな夜もたまにはいいものです。
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by p-kom | 2005-06-11 22:12 | 旅行
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