四半世紀前の犬事情
11月9日(水)
 実家を建てた時の設計図が必要になって、あちこち屋探ししていたら懐かしいものがいっぱい出てきました。私の高校の教科書とか、子供の頃に使っていた縫いぐるみとか。(笑)まるでタイムカプセルのようです。んで、そんな中に混じってあったのが、『犬の飼い方』なる一冊の本。発行は1978年。今から27年前の本です。実家で柴犬を飼い始めたのがちょうどこの頃なので、一応心構えのために買ったんでしょう。

 読んでみると今といろいろ違うことが書かれていて興味深いです。
「犬を飼う目的をしっかり持ちましょう」というコラムのトップは『番犬』です。それから狩猟犬、子供の遊び相手、家庭のアクセサリー(!)、ドッグショウ用、利殖用・・・と続きます。今とは違って家庭での繁殖を奨励しているし、他の家の犬に見劣りしないように、血統書付きの純血種を求めたほうがベター、などとも書かれています。そういえば実家では最初に柴犬のメスを飼ったのですが、自家繁殖させるためにその後オスも飼い始めました。(結局仔犬は産まれなかったんですけどね。)
 しつけに関しては、基本的に考え方は今と大きく変わっていないようです。悪いことをしたらすかさず叱り、良い行動をしたらすぐに褒めてやる。でもびっくりするような表現があちこちに出てきます。例えば『「いけない」と言いながら強く打つ』とか、『悲鳴をあげるまで徹底的にこらしめる』とか。こういう言い回しの端々に、四半世紀前の犬に対する考え方が現れていて、へぇぇと思います。昼間女性や子供しかいない家庭では、力が無くても扱いやすい小型のお座敷犬を飼いましょう、とかも。この当時は大型犬をマンションで飼うということは、きっと考えられなかったことなんでしょうね。

c0030967_11415578.jpg それから1976年の犬種年度別登録頭数順位ってのも載ってました。1位:マルチーズ 31866頭 2位:ポメラニアン 23933頭 3位:ヨークシャーテリア 16042頭。そうそう、こういういわゆる『お座敷犬』が人気でしたね。それから以下、プードル(まだトイプードルは出てきていません)・チワワ・シェルティ・ダックスフンド・シーズー・狆・ペキニーズが上位10位まで。我らがレトリーバーは?と探すと、ラブラドールレトリーバーが44位で114頭、ゴールデンレトリーバーが62位で15頭です。もちろんフラットコーテッドレトリーバーなんて影も形もありません・・・。今やトップテンにかならず入る、ラブもゴールデンも知名度が低かったんだぁ。そういえば、子供の頃にレトリーバーなんて見かけなかったもんなぁ。

 ちなみにラブの前後、43位はマスチーフ、45位は英スプです。ゴールデンの前後、61位はバセット・ハウンド、63位はレークランド・テリアです。レークランド・テリアってどんな犬だ???意外なことに12位がミニチュアピンシャーで、その当時ミニピンがそんなに人気があったなんてちょっとビックリです。それから15位にセントバーナード、これは多分『アルプスの少女ハイジ』の影響なのかな?26位にアイヌ犬。アイヌ犬っていう犬種登録、今もあるんでしょうか。ラサ・アプソ、ベドリントン・テリア、ビション・フリーゼ、ブリュッセルグリフォン、シルキーテリアなど現在は少数派の犬種登録数が、コーギー(当時はコルギーと呼ばれていたようです)、アイリッシュセッター、ゴールデンレトリーバーなどよりかなり上位。大流行したシベリアンハスキーは、この当時は1頭も登録がありません。ダックスフンドもまだスタンダードのスムースなので、写真みると結構うわ~っと思います。
 ここ数年はミニチュアダックス、チワワ、トイプードルの三つ巴状態だけど、例えば20年後にそういう記事を読んだら、どんなふうに感じるんでしょうかね。そのとき、レトリーバーはどんな割合なのかなぁ。
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by p-kom | 2005-11-09 15:39 | ワンコ
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