お次は雲仙にしようっか。
5月31日(水)
 てっちんの特別休暇は6月4日まで。ずっと九州をまわってもいいんだけど、前から山口県の錦川を下ってみたくて、今回の旅の後半は山口に移動しようと思っていました。九州の北川か五ヶ瀬川をリバーカヤック、天草諸島か九十九島でシーカヤック、そして錦川でリバーカヤック。出発前に決めた予定はこれだけでした。なんせ頭から湯気が出るほどの忙しさだったもんで・・・。そもそも行き先を九州に決めたのも、陸路でずっと行けるからという理由からでした。直前まで休みの予定がわからず、飛行機やフェリーの予約が難しかったんです。出発前はずっと天気が悪くて、もしかしたらこのまま梅雨入りしちゃうかもという心配まで出てきて、そうなったら直前で北海道に変更か?と考えたこともありました。ともかく、そんな大雑把な旅なので、その日の予定も走り出してから決める、ということもちょくちょくありました。

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 カヤックを組み立てたまま車に載せて海から帰ってきたんですが、ここで畳むかどうか・・・で悩みました。長崎の九十九島まで行って、もう一日シーカヤックをするか?それとも別の場所に向かうか?高速で九州を出てしまうんであれば、さすがにこのままでは走れません。てっちんは朝からさんざん悩んだ挙句、畳むことを決意したようです。その間、私はテント周りを撤収です。コーヒーを飲みながらノンビリ撤収していたら、11時近くになってしまいました。このキャンプ場も貸切状態でした。ロケーションは抜群なんですが、もう少しサイトが広いといいなぁ。

 さて、本日の行動ですが、やっぱりこのまま九州を出てしまうのは勿体無いので、もう一泊どこかで過ごすことにしました。ヴィッキーが生まれたのは福岡県で、今回の旅の途中で里帰りできたらいいなぁと思っていたんですが、まったく予定が立たない旅でブリーダーさんに連絡がつけられず、結局実現しませんでした。少し残念です。
 車で地図を見ながら、長崎か佐賀のどこかまで行こうということになったものの、天草の長い海岸線を戻るのはメンドウだなぁ・・・と思っていたところ、てっちんが「フェリーっていう手もあるな」と言いました。天草下島の北端、鬼池というところから、対岸の長崎県島原半島までフェリーが出ているようです。ここからフェリー乗り場までは30分くらい。フェリーの所要時間も30分。待ち時間を入れても、陸路を行くより楽で面白そうです。

 ということで北上して鬼池を目指しました。13時過ぎに港に着いたんですが、今日からドック入りスケジュールで間引き運転されていて、次は14時15分の出航です。この時点で待ちは4台くらいでした。係りのおじさんにお昼を食べられる店を聞いて、行ってみることにしました。小さなフェリーなので、車は33台前後しか積めないそうですが、平日だしこういうローカルフェリーに乗れないってことは無いだろう、とタカをくくってました。おじさんは、「大型車がたくさん来たら難しいかも・・・」と言っていたんですが。
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 教えてもらったお店、海鮮蔵は港から車で3分くらいの場所でした。正直言って全然期待してなかったんですが・・・、これは『当たり』でした♪注文したのは海鮮丼。今が旬の生ウニも追加トッピングしてもらいました。運ばれてきた料理を見てビックリ!こんなキレイな海鮮丼は見たことがありません。味ももちろんピカイチでした。これを食べられただけでも、ここまで来た甲斐がありました~。
 フェリーの時間もあるのであまりノンビリしている訳にもいかず、ササッと食べて港に戻りました。そうしたら、車がたくさんいる!大型トラックも3台!!おじさんは苦笑いしながら、「多分、乗れないね~。」と言いました。そしてその言葉どおり、あと3台というところで乗れませんでした・・・。次の便は15時45分。これを待つっていう選択肢はないよね、と払い戻しをして、陸路を移動することにしました。あーあ。

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 そういえばさっきお昼を食べたお店の前の海岸がとてもきれいだったのを思い出して、ヴィッキーをしばし遊ばせることにしました。海岸の砂はまだらに白くなっていて、よく見るとサンゴの欠片でした。海の水も透き通っていて、なんだか海じゃないみたいです。誰もいない砂浜を十分堪能して、さて行こうかと時計を見ると15時15分!?これって、フェリーに乗ったほうがいいんじゃない?っていう時間になってしまいました。
 ちょっと恥ずかしかったんですが、もう一度港に行って見ました。車がたくさんいたら、コッソリ帰ろうと思ったのに、目ざとくおじさんに見つかってしまった・・・。「もう~、あと1台早くくれば絶対乗れたのに、どうかなぁ・・・。」と呆れ顔で言われちゃいました。ドキドキしながら順番を待っているうちに、予約どおり観光バスが入ってきたりして、ダメかも・・・と半ば諦めたんですが、なんとか乗れました。ははは、もう夕方ですね。

 30分で島原の口之津に到着。雲仙普賢岳の大噴火からちょうど15年、一度訪れてみたいと思っていたので、今日は雲仙に泊まることにしました。本日の移動距離、とても短いです。今日こそ明るいうちに設営を済ませよう!とまずはキャンプ場入り。やっぱり貸切状態です。ちょうど蚊が飛び回る時間で、草のサイトにいるといっぱい刺されるので、とりあえずテントだけ張って雲仙の温泉街に出かけました。私は結構蚊に好かれるほうなんですが、てっちんといるとてっちんばかり刺されます。B型の血の方が美味しいのかな。そういえば北川でも、てっちんはヒルに吸い付かれてましたっけ。ヴィッキーはボールを前にジッと座っていたので(誰かが投げてくれるのを待ってるんです)、顔を何箇所も蚊に食われてました。痒くないのかなぁ・・・。
 
 まずは雲仙の温泉街の地ビール館で夕食を済ませることにしました。結構大きなビアレストランなんですが、平日の午後6時は開店休業状態・・・。ガラーンと広い店内で、二人でピザを抓みながら地ビールを飲みました。そのうち白人の女性が二人入ってきました。外のテラスを希望していて、この蚊が多い中チャレンジャーだなぁと思っていたら、早々に退散してきて可笑しかったです。片方がベジタリアンらしく、肉も魚も抜きでピザを作ってくれと注文しているのに、お店の女の子にはわからなかったようです。私の後ろの席であーだこーだとやっているのがどうにも気になってしまい、ついついオセッカイを焼いてしまいました。ベジタリアンで日本を旅するのは大変だろうなぁ。
 でもまぁ、このオセッカイがキッカケになって、いろいろお喋りしました。オーストラリア人で、4週間の休みを取って日本に来たそうです。オーストラリアでは普段の休みを取らずにストックして、まとめてドーンと休むシステムがあるそうです。それ、いいなぁ。予定を立てずに公共の交通機関で移動して、あちこちの露天風呂を楽しんでいるとか。観光地へ行くと、こういう外国人に時々会いますが、すごいバイタリティだなぁと感心します。
 閉店の8時までお喋りしてサヨナラしました。その後、小地獄温泉のお風呂に浸かりました。内湯だけの地味目なお風呂でしたが、白濁したお湯がひなびた建物にマッチして、思いのほか良い感じでした。後で知ったところによると、雲仙でも白濁したお湯はここだけで、なかなか良いチョイスだったなぁと思います。キャンプ場に戻ってテントの前に椅子とテーブルだけを出し、星空の下でビールを飲みました。こういう青空天井は、昔のキャンプを思い出してなかなか良いもんです。
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by p-kom | 2006-05-31 20:14 | 旅行
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