テンヤワンヤの上棟式
10月27日(金)
 新居建築が始まって約一ヶ月、今日はいよいよ上棟式です。一昔前は「建て前」とも言っていましたよね。私の実家の建て前では、屋根に上ってお餅やお菓子、お捻りなんかを巻きましたが、今はそういう風習はこの辺りではなくなってしまったようです。家一軒当たりの敷地が小さい現代の住宅地では、そういう昔ながらの建て前は無理ですもんね。今は上棟式も地鎮祭もいっさいやらないという家も多いそうです。工務店からはどちらでも良いですよ、と言われたんですが、上棟式は建て主が職人さん達を労う会でもあるので、ささやかながら執り行うことにしました。
 地鎮祭の時は工務店がいろいろと準備してくれたんですが、上棟式は建て主主催なので、買出しから振る舞いの準備まで全部ひとりでやりました。職人さん達へのご祝儀の準備、儀式で使うお米・お塩・お酒の準備、儀式の後の直会(なおらい)での振舞いの準備などなど。昔の直会は、それこそ宴会みたいに数時間やったそうですが、今は職人さんたちも車で来てるしお酒はご法度です。なので、会も40分程度でお料理もそれほど豪勢にはしないようです。お寿司や仕出しを取るのが一般的みたいなんだけど、ちょっと捻りを効かせたいなぁと思って、奈良の柿の葉寿司をお取り寄せして、それから笹の葉寿司と出汁巻き卵を手作りしました。さらに奮発して、松茸のお吸い物。他は枝豆・乾き物を少々。飲み物はノンアルコールビールとウーロン茶です。
 笹の葉寿司用のクマザサは、ヴィッキーの秘密基地だった多福寺の雑木林で採ってきました。そのササをキレイに洗って、軽く塩茹でして根元と先をカットして使います。柿の葉寿司が酢飯なので、笹の葉寿司は薄口の出汁醤油味のおこわにしてみました。具は『牛タタキとフキノトウ味噌』『イカの昆布〆とイクラ』『スモークサーモンにディルを添えて』の3種。各種16個ずつ握って、よく水気を切った笹の葉でひとつひとつ巻いていきます。なかなか美味しそうにできたんですが、時間に追われて焦っていて写真撮るの忘れました・・・。(涙)
 松茸のお吸い物は、材料調達に苦労しました。例の北朝鮮騒動の影響か、近所のスーパー廻りをしても松茸が売っていません。もちろん国産モノには手が出ないし、そもそも売ってないし。輸入モノは大部分が北朝鮮産だったんでしょうかね。スーパーを何軒かハシゴして、ようやく北アメリカ産のモノをGET。おお、これって一昨年てっちんとシアトル郊外の松茸狩りで大量に採取したのと同じだ~♪ということで、めでたく松茸のお吸い物が完成。吸い口の三つ葉と柚子皮の千切りもタッパーに用意しました。

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 3時ごろ現場に到着するつもりだったのに、家を出たのが殆ど3時。少しでも移動時間を短縮するために関越を使って30分くらいで到着。高速使うと結構早いです。未来の我が家は既に柱がたって棟も上がって、てっぺんに弊串(へいぐし・へごし)がたてられています。これは後で、家の最上部の屋根裏に収められる、お守りのようなものです。一週間前に基礎を見たときはそれほど大きくないなと思ったんですが、建物のシルエットが現れてみると結構なボリューム感です。ようやくここまで来ました。やっぱり感慨深いものがあります。
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 大工の棟梁、鳶の頭と私たちふたりで、家の四方に米・塩・酒でお清めをしました。それぞれの隅に、お米とお塩をちいさく三つずつ盛るんですが、棟梁から「左・右・中の順番で」と教わりました。その盛米・盛塩にお神酒を振りかけて二礼二拍手一礼。身が引き締まります。
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 お清めの儀式の後、リビングになる場所に木材とコンパネで即席のテーブルを拵えていよいよ直会です。テーブルの上にお寿司と出汁巻きを詰めたお重、おつまみいろいろが並びます。てっちんの両親と弟も駆けつけてくれました。工務店の担当さんの司会で会が始まりました。まず建て主の挨拶。この場で挨拶するということをてっちんは知らなかったのですが、(往きの車の中で私が言うと、エラく焦ってました。)急場で考えたにしては立派な挨拶でした。それから建築家さんの挨拶、工務店の社長さんの挨拶と続きます。
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 お寿司は職人さん達にも好評でした。松茸のお吸い物も美味♪でした。最後にお土産に吟醸酒の小瓶とビールをお渡ししてお開き。とっても忙しい一日だったけど、やっぱりやってよかったです。なんたって一生に一度かもしれないしね。
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by p-kom | 2006-10-27 22:11 | 家づくり
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