2007年 02月 11日 ( 1 )
根子岳スノーシュー
 先週末の菅平雪遊び、日曜日はスノーシューで根子岳に登りました。根子岳ではヘリスキーができて、麓の菅平からヘリが飛んでいます。土曜日は風もなくピーカンのお天気だったので、上空を何度もヘリが行き来していました。なだらかで平らに見えるけど、標高は2200m。結構高いのです。
 朝起きて外を見ると、空は鈍色に曇って粉雪が舞っていました。スノーシューにはまったく問題ないお天気だけど、山に登るのはちょっと無理かなぁ?手作りのパンやキッシュが美味しい朝ご飯をいただいていたら、少しずつ空が明るくなってきました。とりあえず裏山を廻ってみて、雲が晴れてくるようだったら根子岳に登ってみようと相談。IDAさんのご厚意で、部屋はそのまま使わせていただくこととなりました。

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ココナッツちゃん♪ヴィッキーと目元が似ている気がします

 ココナッツちゃんファミリーもスノーシューを体験するということなので、途中までご一緒しました。室内ではまったり良い子ちゃんなココナッツちゃんも、広~い雪原に大興奮して体半分埋まりながら激走してました。さすがにフラットです。ハシャギっぷりが可愛かったです。
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ココナッツファミリーと弾けまくる2ピキ


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根子岳はまだ雲の中です


c0030967_23403969.jpg 裏山を抜けると菅平ダボススキー場の上に出ます。リフトの山頂駅より少し上まで行って、ゲレンデに入ってみました。ここから上はリフトでは行けないエリアなので、スノーシューで歩くことができるのです。ここでココナッツファミリーと分かれて、私たちは根子岳方面へ。ヘリスキーが営業している時は、根子岳山頂付近からスキーヤーやボーダーが滑り降りてくるのですが、この日は風がやや強い曇り空だったので、ヘリは運行していないようでした。踏み跡が全く無い新雪は足がもぐってしまって歩きにくいので、雪原を横切ってシュプールが付いている辺りを進むことにしました。雪がしっかりと踏み固められて歩きやすい~。ヴィッキーも俄然張り切って、ピョンピョンと先を跳ねて行きます。新雪では人の後を歩くくせに、現金なヤツだ。


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 すこぉしずつ雲が晴れて山頂が姿を現しました。ヴィッキーの『晴れろパワー』が届いたのかな?時折テレマークスキーの人が滑ってきます。随分先の山の中腹辺りには、米粒のように見える一団が歩いています。ヘリが運行していなくても、スキーやボードを担いで登る人が結構いるんですね。見通しが悪い起伏が激しい場所では、万が一にも衝突しないように気をつけないと。短い急な斜面を登りきったあたりで雲が晴れ、真っ青な青空をバックに根子岳の山頂がくっきりと姿を現しました。少し先を行くヴィッキーを仰ぎ見るようにして写真を撮ろうと思ったら、シャッターを切る瞬間にピョーン。前手を思いっきりパーに開いて、お耳を立ててる姿が可愛い~。
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ウヒョヒョ~イ!

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クローズアップするとこんな感じです。

 こうして見ると、やっぱりまだお子ちゃまに見えます。今年で6歳なんだけどなぁ・・・。ちゅーか、犬種不明???

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 山頂までそれほど遠いようには見えなかったんだけど、いざ登ってみると結構あります。普通の山歩きだと登りであっても時には平坦な場所やちょっと下ったりする場所もあったりして、そこで一息つけるのですが。スキーのコースっていうのは、斜度の違いはあっても基本的に登りは登りだけなんですね。その代わりよじ登るような急斜面も無いので、結構単調だったりします。ちょうど中腹あたりまで来た頃から、てっちんが少しずつ遅れだしました。少し上を歩いている私とヴィッキーが待っているのに追いついて来ないし。私とてっちんの間を行ったり来たりしていたヴィッキーですが、だんだん差が開いてくるとてっちんの方に行かなくなってしまいました。かわいそうなてっちん。

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c0030967_23474716.jpg 頂上の少し手前にもうひとつの小さなピークがあって、その麓でスノーボーダーの一団が休憩していました。この辺りまで来ると生えている木はすっかりスノーモンスターになってます。ずっと歩いてきたので体はポカポカしてるんだけど、出ている顔は痛いくらいに冷たいです。二つのピークの鞍部に標識が立ってました。いよいよ頂上目指して最後のひと頑張りです。でもここからがキツかった~。頂上から滑り降りてくるテレマークスキーヤーやボーダーを避けつつ、急斜面を登っていきます。私もてっちんもハァハァ言いながら歩いてるのに、ヴィッキーはヒョイヒョイっと駆け上っていきました。ヴィッキーに遅れを取ってはイカンと必死に歩いて、ようやくテラス状に開けた場所までたどり着きました。後で聞いたらここがヘリポートらしいです。
 そこから先のルートがよくわからなかったんですが、奥に木が茂っている場所があって、その中からシュプールが伸びていました。きっとあの中を登っていけばいいんだな、と思ってなかなかやってこないてっちんを待っていたんですが、待てど暮らせど姿を現しません。オーイと呼んでも返事無し。ヴィッキーもテラスの縁まで下りていって心配そうに爪先立ちで覗き込んでます。ようやく人の気配がして、ヴィッキーが戻ってきました。そのまま茂みの中に走りこんで行くので私も後に続きました。でも実はそこは正しいルートではなかったのでした。シュプールを逆に辿って木の間を登っていくと、やがて樹林帯の向こうにたくさんの人影が。どうやら裏を回ってしまったようです。

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 根子岳の頂上には小さなお社が祀ってあり、石碑と鐘もありました。テレマークの若者4人組がヴィッキーを見て『すげ~、犬が登ってきた~。』と近づいてきたので、てっちんへの伝言を託しました。『モスグリーンのジャケットにヒゲにサングラスの疲れたオヂサンに会ったら、犬連れは頂上にいるって言っといてね♪』
 頂上では360度の大パノラマが堪能できます。北アルプス、中央アルプス、こんもりとした浅間山、条件が良ければ富士山や日本海も見えるそうです。でも・・・寒~いっっ。遮るものが何も無いので強風が吹きつけて、体感温度はマイナス20度以下です。ジッとしていると凍えそうになるので、山頂でヴィッキーとフリスビーをしました。あ、山頂は結構広いのです。

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 後から続々とボードやスキーを担いだ人々が登ってくるんですが、てっちんはなかなか来ません。ヴィッキーもちょっと心配そうに登ってくる人たちを眺めてます。そうこうするうちに、ようやく疲れたオヂサン登場。ヴィッキーに出迎えられて登頂するも、がっくりと膝をついてしまいました。聞くとエネルギー切れでものすごくキツかったそうです。いわゆる『シャリバテ』ってやつですね。途中でてっちんにはバターココナッツの小袋を渡したんですが、全然足りなかったらしい・・・。朝ご飯は私より食べてたし、私がそんなにバテなかったから大丈夫だと思ってたのに、ゴメンよ。山頂にへたり込んで「なんか甘いもの、くれ・・・。」というので、おやつに買っておいたフルーツケーキを2個あげました。それでなんとかちょっと回復して、とりあえず記念撮影。あとでさんざん「ぴーこもヴィッキーもオイラを見捨てるなんてヒドイ!」と非難されました。だってね~、私たちはそんなにヘロヘロじゃないしぃ~、オンナふたりのほうがスタミナあるねぇ。やっぱ日頃の鍛え方が違うかもね。
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つ、ついた・・・。
遅かったじゃ~ん。

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ふたりともヒドイよ。オイラを置いてくなんて・・・。
ねぇねぇ、ナニ食べてンの?

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寒い・・・ハラへった・・・。
フリスビー、くれっ。


 ともかくどうにかこうにか3人で登頂を果たしました。既に13時近かったんですが、山頂はお昼を食べるには寒すぎるので、少し下ってからにしました。登りはなるべく緩やかな斜面を選んで歩いてきたんですが、下りはわざと急斜面を選んでショートカットします。新雪の斜面をフワンフワンと走り降ります。楽しい~。がしかし、時折落とし穴があるので要注意です。この冬はかなり雪が少なくて、クマザサや潅木の上に降り積もった雪の厚さは場所によっては30cm程度しか無く、この上に乗ると雪を踏み抜いて足がズボッとはまってしまうのです。 表面上は見分けがつかないので、何度もズボッとやってしまいました。私の後ろを駆け下りてくるヴィッキーも、律儀に穴にはまってました。うっかり広いクマザサエリアに踏み込んでしまうと、体勢を立て直そうにも反対側の足もはまり、さながら蟻地獄状態。私たちはまだいいけどヴィッキーはちょっとかわいそうでした。

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 中腹より少し上でお昼にしようと雪を踏み固めて休憩。ところが偉大なるジェットボイル君でもなかなかお湯が沸きません。ガスは強力なヤツを持ってきたのに。待ってる間、体はどんどん冷えてくるし足先も凍えそうになってくるし・・・、で見切りをつけてもう少し下ることにしました。往きは3時間近くかかったのに、帰りはあっという間に避難小屋まで降りてきてしまいました。避難小屋の入り口にはシャッターが下りていたけど、軽く開けられたので中で休憩することに。今度はジェットボイル君も本来の力を発揮して、あっという間にお湯を沸かしてくれました。カップ麺を作り、甘いロイヤルミルクティーを淹れてホッと一息。避難小屋の中にはレトロな薪ストーブがあって、薪も積まれてました。
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避難小屋、初めて入りました~


 残りは緩やかな傾斜だけなので、フリスビーを投げながらのんびりと歩きました。フリスビーを追いかけるヴィッキーが脇の新雪に派手に突っ込むのが面白くて、何度もやらせちゃいました。朝に通ったのと同じ場所でゲレンデから離れ、裏山を抜けてペンションに戻ったのは4時半頃。一日たっぷりとスノーシューを楽しみました。ポカポカと暖かいお部屋で着替えさせていただき、ダイニングでお茶とおやつをいただいて、すっかりと長居をしてしまいました。他のお客さんたちが帰った後なのでIDAさんちのフラット3兄弟も出てきていて、3ピキで『何食べてるの?それボクにくれるの?』って真剣なお顔でこっち見るのがとっても可愛かったです。
 穂高連峰の向こうに夕陽が沈む頃、ペンションを後にしました。本当に遅くまでありがとうございました。スノーシューを楽しむには最高のロケーションで、たっぷりと遊んだ二日間でした。
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by p-kom | 2007-02-11 23:57 | アウトドア