ああ、もう9月も終わる・・・。でもまだ夏休みだ。ま、いっか。
8月16日(水)-17日(木) 16日は移動日ということで、吹上高原をノンビリ撤収して、併設のスパ(というより、いわゆる共同温泉って感じだけど)で昼間っから汗を流してから出発。目指すは北秋田の森吉山です。ルートはいくつか考えられるんだけど、一番シンプルな高速を使うルートにしました。下の道を走ると、ついつい色んなところに引っ掛かっちゃうからね。いつもテント設営が暗くなってからだから、今度こそ明るいうちに張れるように頑張ろう! 花火大会で有名な大曲を過ぎ、日本海側を北上して五城目という街で下りました。今回携行していったマップルをパラパラと眺めてみると、この五城目という街は古くから鍛治で栄えたらしいのですが、今は後継者が殆どいなくなってしまったとのことでした。ところが、埼玉の若きサラリーマンがこの鍛治の職人技に心を奪われ、脱サラして遠い秋田の地に移り住み、厳しい修行の末、工房を構えるまでになった・・・と載っていました。ほぉぉ~。実は私、包丁には結構コダワリを持っておりまして。普段使っている包丁たちも、地元川越の刀鍛治が手作りしている、一丁ン万円のやつです。ははは。そんなもんだから、どうしても五城目鍛治の包丁が欲しくなってしまったのでした。早くキャンプ場へ行かなくちゃならないのに、工房を探して訪ねてみました。すべてお一人で作られているそうで、猟師が獣の解体に使うナイフなどいわゆる『業務用刃物』がメインなんですが、今はアウトドアナイフや包丁も扱っているそうです。猟師さんのナイフ、すごくカッコイイです~。通販もできるそうなので、興味のある方はのぞいてみてくださいね。 五城目鍛治 布川刃物製作所 私が欲しかったのは三得包丁とぺティナイフの中間くらいの小ぶりな包丁だったんですが、残念なことに販売用のものが無いとのことでした。オーダーして送ってもらうことを考えていたら、戸棚の奥からゴソゴソと見本用の包丁を出してきてくれました。これが希望のモノにピッタリなサイズ。「見本はお譲りいただけないんですよねぇ?」とさりげなく探りを入れてみると、これで良いなら、と了承していただけました。えへへ、ラッキー。 とまぁ、こんな寄り道をしていたのと、目指すキャンプ場が想像を絶する山奥にあったのとで、到着は7時過ぎ。やっぱり暗い中での設営となりました。車のヘッドライトをたよりに設営している最中に、てっちんに緊急事態が!急激に空腹がつのって低血糖状態になったのか、力が入らずへたり込んでしまったのです。あわててクッキーとかシリアルバーとか明日のお昼用に買ったおにぎりとかを食べさせて、何とか事なきを得ました。チャッチャと設営を済ませて、急いで晩ご飯。秋田入りを記念して(笑)、キリタンポ鍋にしました。五城目の大きなスーパーで、比内地鶏のお肉やセリ・ごぼう・マイタケなどを仕入れられたんで、思いのほか美味しいお鍋ができました。雲ひとつない快晴で、満天の星空に天の川がくっきり。人工衛星も流れ星も幾つも見えました。ヴィッキーを先にテントに入れて、てっちんとふたりでずーっと空を見上げてました。 帰りまでにどこかの山に登りたいね~、と次のターゲットは秋田駒ケ岳に設定。下見も兼ねて田沢湖方面に出かけることにしました。田沢湖までは国道を南下して約100km。親子キャンプ場から出かけるのはちょっと遠いです。秋田駒ケ岳の麓にもキャンプ場があるんですが、親子キャンプ場が夢のように素晴らしいので動きたくなーい。どうしよう・・・。田沢湖町のコインランドリーで洗濯しながら、ふたりで登山地図をいろいろ検討した結果、八幡平をトレッキングすることに。ヴィッキーと歩くことがメインなのでピークハントはそれほど重要ではないのです。でも八幡平も国立公園内です。同じ轍は踏むな!と八幡平のビジターセンターに電話して確認してみると、リード着用とフンの持ち帰りを徹底すればOKとの返事。良かった~。 洗濯が終わったところで、ヴィッキーを連れて田沢湖に戻りました。ヴィッキー、往きも湖畔を通り過ぎたのにグーグー寝ていて、湖があるなんてこれっぽっちも思っていなかったみたいです。目の前に広がったコバルトブルーの湖に大騒ぎするのをなだめすかし、激泳ポイントを探しました。湖水浴場はかなりの人出で、その隅っこで泳ぐのも気がひけます。湖畔道路を走っているうちに、近くにキャンプ場があるエリアに浜に下りられる場所を発見しました。ちょうど車が停められるスペースもあったので、ここで盛大に泳ぎました。(ヴィッキーが) 田沢湖は20数年前、初めてのソロツーリングで立ち寄った思い出の場所です。まだウラワカキオトメだったので、主に民宿に泊まって旅したんですが、田沢湖では手違いで予約の宿にたどり着けず、他の宿は満室、あとは野宿か民泊か・・・という最後のところで、親切な農家に泊めていただけたのでした。まぁその頃は湖といっても眺めるだけで、特に楽しかったという記憶は無く、ただただ寝る場所を求めてウロウロした印象だけが強く残っているんですが、ヴィッキーと暮らすようになった今は、どこでも湖は特別な場所ですね~。 水遊びしてヴィッキーも満足したようです。ここからまた100km走って森吉に戻るんですが、同じルートもつまらないので、岩手寄りを北上することにしました。途中で南玉川温泉の一軒宿で温泉に浸かりました。ここのお風呂は通称『みかん風呂』。お湯が鮮やかなみかん色なのです。日帰り入浴の時間は15時まで(以降は宿泊客のみ)のところを、ご厚意で使わせていただきました。ちょうど空いている時間帯だったのか、ほぼ貸切状態でみかん湯を堪能しました。オレンジ色の湯の華がお風呂の中にビッシリ付いているので、足の裏やオシリがみかん色になるのが要注意です。 この日は鹿角という街から逆ルートでキャンプ場に戻りました。太平湖というダム湖に沿ってウネウネと50kmの山道。ところどころ大きな岩が転がっていたり、路肩が崖側に陥没していたりして、かなり怖いです。車もほとんど通らないし・・・。やっぱりとっぷり暮れた頃、キャンプ場に帰還してみると、隣のサイトにファミリーキャンパーがテント張ってました。こんなに広いのに、何もわざわざ隣に張らなくても・・・と思ったんですが、あまりに真っ暗で人がいないんできっと不安だったんでしょうね。うちはヒトから離れたいんだけどなぁ。でも、離れてくださいとも言えず、諦めて在りモノで晩ご飯作って、ひっそりと焚火をしました。お天気は下り坂なのか、この日は星が少なくなってました。でも、家の辺りで見るよりずっと多いんだけど。 まだ夏休み総括は終わりません。なんとか9月中に完了するのか・・・?
by p-kom
| 2006-08-25 19:53
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